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旬探訪 越後のごっつぉ 〈 促成栽培の山菜 〉

2019年03月18日
  • 旬探訪


苦みを味わせてくれる
春の食材といえば山菜です

 

豪雪地で知られる新潟県魚沼市は、コシヒカリやユリ切花の産地として有名ですが、山菜の栽培にも力を入れており、県内の主要な産地のひとつとなっています。

魚沼市での山梨栽培は、今から約30年前に旧堀之内町のユリ切花生産者が、たらの芽の促成栽培を始めたのがきっかけです。現在では、うるい、ふきのとうも導入され、魚沼市全域で栽培されています。冬の間、暖かいビニールハウス内で栽培する「促成栽培」により、天然ものより早く出荷することができます。

たらの芽は、畑で養成したタラノキを11月中旬頃に刈り取り、一節ごとに切断した駒木(こまぎ)と呼ばれるものをビニールハウス内の温床に伏せこみます。2~3週間後、芽がほどよい大きさに生長したら出荷します。駒木の時期をずらしながら順番に伏せこむことで12月から4月末頃までの長期にわたり出荷することができます。

うるいは、秋に掘り上げた養成株が一定の温度にあわないと芽が出ないため、従来は早くても2月頃からしか出荷できませんでしたが研究を重ね、養成株を冷蔵庫で保存することで、12月からの出荷が可能となり4月末頃まで長期間味わうことができるようになりました。ふきのとうも秋に掘り上げた株をビニールハウス内に並ベ、大きく膨らんだ芽を収穫し、12月から3月末頃まで出荷が続きます。

山菜の「春の苦味」は大人の味。お楽しみください。

出典元『新潟県』HPより

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